手術・治療

硝子体手術

硝子体手術が有効な疾患は多岐に渡ります。

 

眼球の中で水晶体よりも奥の部分を硝子体腔(しょうしたいくう)と呼び、ここを満たしている透明でゼリー状の液状組織を硝子体(しょうしたい)と呼びます。
硝子体には、様々な疾患で濁りや出血が生じることがあり、また何らかの理由で硝子体が網膜を引っ張ったりすることもあって、それぞれ多種多様な目の障害を引き起こします。
この硝子体腔に起こった疾患を治療する目的で、眼内の硝子体に処置を行う手術が硝子体手術です。

硝子体手術の対象となる疾患(一部)

糖尿病網膜症 硝子体出血 網膜剥離 黄斑前膜(黄斑上膜)
黄斑円孔 黄斑浮腫 網膜中心静脈閉塞症 網膜静脈分枝閉塞症
網膜下出血(黄斑下出血) 硝子体混濁 細菌性眼内炎 白内障術後の水晶体落下

硝子体手術では、白目に3ヶ所小さな穴をあけ、そこから特殊な細い器具を眼内に挿入し、目の中の濁りや出血を硝子体と一緒に取り除き、網膜の穴をふさいだり、網膜にできた異常な膜を除去したり、剥がれた網膜を元に戻したりして網膜の機能の回復を図ります。

【手術器械】

Alcon社製infinityにて白内障手術。
硝子体手術はAlcon社製constellationにて行っています。
顕微鏡は、Ziss社製VISU200
手術場は2階にあり、へパフィルター完備の陰圧手術室です。

※へパフィルターとは
High Efficiency Particulate Air Filterが略されたもので、JIS規格で『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されております。高度な清浄空間が要求されるクリーンルームやクリーンブース用の精密空調機器、製造装置の組込み用のファンユニットにも用いられ、クリーン度クラス10010,000までに対応が可能です。より高いクリーン度が要求される施設・設備では、ULPAフィルター(Ultra Low Penetration Air Filter)があり、JIS規格で『定格風量で粒径が0.15 µmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されております。

【外来器械】

レフ検査:NIDEK
ノンコン:

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