緑内障の治療は病気の進行をくい止めるため、眼圧を低くコントロールすることが最も有効とされています。
一度障害されてしまった視神経の回復は非常に困難です。しかし早期に緑内障を発見し、まだ視神経の障害が軽いうちに治療を開始できれば、ほとんど自覚症状が無い状態を維持する事もできます。もちろん失明に至る危険性は大幅に減少します。
治療方法としては「薬物療法」「レーザー治療」手術があります。最新の画像診断の結果をもとに、緑内障のタイプやそれぞれの人に適した治療方針をご提案いたします。
薬物療法 |
多くの緑内障では、薬物療法が治療の基本となります。現在ではさまざまな点眼薬が使用でき、緑内障のタイプ、重症度、眼圧、全身状態などを考慮しながら使用する薬剤を決定します。効果が不十分な場合は複数の目薬を組み合わせて処方する事もあります。点眼薬以外に内服薬を短期間使用することもあります。 |
レーザー治療 |
レーザー治療には主に二つの方法があります。一つは虹彩に孔を開けて眼内の房水の流れを変えるというもので、多くの閉塞隅角緑内障がこの方法によって治療可能です。もう一つは、レーザートラベクトプラスティー(LTP)と言われる方法で、線維柱帯にレーザーを照射することで房水の排出を促進し眼圧を下げる事ができます。レーザー治療は簡単に行え、ほとんど痛みもありません。 |
【手術器械】
Alcon社製infinityにて白内障手術。
硝子体手術はAlcon社製constellationにて行っています。
顕微鏡は、Ziss社製VISU200
手術場は2階にあり、へパフィルター完備の陰圧手術室です。
※へパフィルターとは
High Efficiency Particulate Air Filterが略されたもので、JIS規格で『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されております。高度な清浄空間が要求されるクリーンルームやクリーンブース用の精密空調機器、製造装置の組込み用のファンユニットにも用いられ、クリーン度クラス100〜10,000までに対応が可能です。より高いクリーン度が要求される施設・設備では、ULPAフィルター(Ultra Low Penetration Air Filter)があり、JIS規格で『定格風量で粒径が0.15 µmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されております。
【外来器械】
レフ検査:NIDEK
ノンコン: